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2020.02.25口腔ケア新聞 第23回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?

はしだ歯科医院、院長の橋田 望です。

歯周病によってガンのリスクが高まる可能性があるという研究結果が、最近明らかになりました。歯周病歴のある男性を対象とした長期研究でガンになる可能性が、歯周病歴のない場合と比較して。全体的に14%ほど高い事が判明したそうです。

論文の中では『喫煙等のリスク要因を考慮しても、歯周病は肺や腎臓、すい臓、血液のガンのリスク増大と大きな関連性があった』としています。これまでの研究でも、歯周病によって心臓病や糖尿病の発生リスクの高まる可能性が示されました。

まだ研究レベルの話ではありますが口の中の健康維持が全身の健康への第一歩です。

虫歯等の痛みがなくても定期的にな健診を忘れずに健康で清潔な口内環境を目指します!!

さて、今月は『歯を抜いたら?』をお届けします。

 

歯医者さんが苦手なので、虫歯や歯周病を放っておいた!

でも、やっぱり気になるから、思い腰を上げて歯医者に行ったけど・・・

手遅れで歯を抜くしかなかった。『1本無いけど不都合はないし』と勝手に判断、そこで治療がストップ。

実はこのようなケースって結構多いんです。しかし・・・

欠損部分をそのままにすると、時間の経過と共に治すことが困難な不具合が出てくるんです。

 

 欠損部分を放置すると…

  • 嚙み合わせる相手がない歯が伸びてくる!!

上下で噛むことが出来なくなった歯が、無くなった部分を埋めるように伸びてきます。ひどくなると上の歯が下の歯の抜いた部分の歯肉にぶつかるまで伸びてくることもあります。

  • 骨も一緒に伸びてくる!!

歯だけが伸びるのではなく歯の周辺の骨も一緒になって伸びてくるため、歯肉が大きなコブのように見えてくることもあります。

  • 両隣の歯が傾いてしまう!!

両隣の歯が歯のなくなったスペースに倒れるように傾いてきます。

  • ブリッジが作りにくくなる!!

歯を抜いて何年も経過してから、抜いた部分に‟ブリッジ“を作ろうとしてもスペースがなくなりきれいに作れなくなれます。

  • 他の歯も傷みやすくなる!!

歯が1本少なくなれば、その分他の歯に余計な力がかかり、傷みやすくなります。

 

 

欠損部位の基本的な治療の方法は大きく分けて3つです。

『ブリッジ』 『入れ歯』 『インプラント』では、この3つの治療の違いを簡単に説明しましょう。

〇部分入れ歯

バネで支えたり、金具を健康な歯に引っ掛けて固定します。

飲み込みを注意する必要がありますが1本だけの入れ歯を作ることができます。

保険適用と適用外のものがあり費用が異なります。(ご要望がある時は自費診療も対応可)

 

〇ブリッジ

健康な歯を支柱にして、欠損部分に橋(ブリッジ)をかけて固定します。部分入れ歯に比べれば安定していて、噛む力も回復しますが、両側の健康な歯を削る必要があります。保険適用と適用外のものがあり費用は異なります。

〇インプラント

外科手術によって、顎の骨にチタンでできた人工の歯根を埋めその上に歯を作ります。埋めたインプラントと骨がついた後に歯を取り付けます。周りの歯を削ることなく欠損部分のみの治療が可能となります。本数よ治療によって費用は異なりますが、保険診療対象外なので、費用が高くなってしまいます。

 

どの方法を選択するかは、それぞれにメリットやデメリットがあるので歯科医師に相談して、納得するまで説明をしてもらうのが良いでしょう。

2020.01.21口腔ケア新聞 第22回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?

はしだ歯科医院、院長の橋田 望です。

各地で新型インフルエンザが猛威を振るっていますが、皆様はお元気でしょうか?

新型、季節型、普通の風邪に関わらず有効な予防法は、やはり「手洗い・うがい」だと言われています。

他にも緑茶などに含まれる“カテキン”は、ウイルスの型に問わず細胞に取り付く部分を覆って感染を阻止してくれるので良いと言われています。更にカテキンは虫歯予防や口臭予防にもなります。

そこで最近、注目されているのが、捨てるはずの「茶ガラふりかけ」「茶ガラの佃煮」

「茶ガラ」で作る料理です。カテキンを体内に倍取り込んで病気を予防しようということです。例えば「茶ガラふりかけ」「茶ガラの佃煮」「茶ガラのおひたし」などなど。」お茶で3~4回ほど出した後だと苦味も和らいで美味しく食べられるそうですよ!病気を予防しながらゴミも減らせてエコにも繋がりますので皆さんも試してみてはいかがでしょうか?さて今月は『嚥下障害』をお届けします。

 

「嚥下障害って?」

嚥下障害とは、嚥下運動が正常に機能できなくなり食べ物や飲み物が、うまく飲み込めなくなってしまって食道ではなく気管や肺の方へ流れてしまう事を言います。嚥下障害になると十分に栄養が摂取出来ず栄養失調になったり誤嚥性肺炎を起こしやすくなるなど命の危険性高まります!!また、嚥下障害には食べる楽しみの消失もあります。口から食べられなくなることは人生のQOL(生活の質)を大きく低下させてしまいます。

 

「嚥下運動とは?」

嚥下運動とは、以下の流れの事を言います。

どの段階に障害があるのかによって原因にも違いがあります。(右図参考)

1【先行期】:目で見て食べ物を認知する。

2【準備期】:食べ物を良く噛む

3【口腔期】:舌が食べ物を送り込む

4【咽頭期】:食べ物がのどを通過する

5【食道期】:食べ物が食道を通過する

 

「原因は?」

嚥下障害の原因は様々ですが、多くは単独で起こる訳ではなく原因になる病気が潜んでいます。

特に、脳梗塞・脳出血などの脳血管障害、パーキンソン病などの神経疾患や筋疾患、口腔癌などでは高い確立で起こります。

原因を早期に発見し治療をしながら同時に口腔ケアも進める事で、嚥下障害を改善・予防する事が出来ます。

 

「工夫をしよう!」

嚥下障害の時は、様々な事に工夫が必要です。例えば・・・

*食べ物は、トロミをつけたメニューにする。

*むせても喉に詰まらない姿勢で食事を摂る。

*口腔ケア時の‟うがい水“は誤嚥すると肺炎の原因になって危険なので、1回の

‟うがい水“の量を少なくする・・・など

 

こんな症状は要注意(病気の発見にもなります)

・ものが飲み込みにくい

・飲み込む時に痛みがある

・のどに詰まる感じがある

・食べ物が胸につかえる

・食べ物を、なかなか飲み込めず口の中にためている

・飲み込む時、むせたり咳き込む

・肺炎や気管支炎を繰り返す

・飲み込んだ後に吐き戻したりする

・口腔内の、ひどい汚れ

2019.12.26口腔ケア新聞 第21回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?

はしだ歯科医院、院長の橋田 望です。

一般的に歯科では、むし歯、入れ歯、歯周病など歯に直接関連した疾患が思い浮かびますが、これらを除いたお口の病気にも対応します。例えば、口腔粘膜の病気もその一つです。口腔粘膜の初めて耳にするようなものがたくさんあります。まれに口腔粘膜の病気には、白板症、紅板症、扁平苔癬・・・など初めて耳にするようなものがたくさんあります。まれに口腔癌へと進行するものがあり、軽率な自己判断は予後に重大な悪影響を及ぼしますので、専門家による診断が必要です。そんな口腔粘膜に関する病気の中で、最も代表的なものは口内炎ですが、口内炎にもいろいろな種類が存在します。

そこで今月は、「口内炎」についてご紹介したいと思います。

 

「幅広い年齢層に見られる口内炎」

ごく一般的で、幅広い年齢層に見られるものがアフタと呼ばれるもの。米粒大の白っぽい円形の潰瘍で、痛みをともない、病態的には胃潰瘍と似ています。体質、暴飲暴食、ストレス、口の中にできた傷などで誘発されると考えられていますが、原因不明のものもあります。通常10日位で自然に治ります。痛みが強く食事や会話に支障をきたす多発・再発を繰り返すアフタの場合は、ステロイドの軟膏剤や貼用剤を使用します。治癒を早め、接触痛も和らげるメリットがあります。

 

「高齢者に多い口内炎」

入れ歯が慢性的に歯ぐきを圧迫・摩擦して起こる義歯(入れ歯)性の口内炎は、高齢者によく見られるものの一つです。入れ歯が合っていないことが原因なので、歯科医師が入れ歯の調整をすることで、多くの場合は改善できます。最近によって炎症が悪化するので、うがい薬で口腔内を清潔にし、入れ歯はよく清掃して常にきれいな状態で使用してください。また免疫力の低下した要介護高齢者によく見られるものとして、ガンジダ(カビの一種)性の口内炎があります。頬の内側、舌などに白く点状・地図様に出るものや、赤いまだら状にびらんが起こり、痛みや味覚障害を伴うことがあります。糖尿病やステロイド薬を服用している方にも発症しやすく、治療は抗真菌薬を含むうがい薬と、栄養状態を改善して免疫力の回復を促します。

 

歯磨き粉には、発泡剤が含まれていて、粘膜を保護している組織(ムチン層)を分解して粘膜障害を助長するので、治るまで歯磨き粉の使用を控えるのもよいでしょう。

 

「ぜひ定期健診を受けてください」

高齢者の口内炎は、治癒の悪いものや、原因不明のもの、時には他の重大な粘膜疾患である場合もあります。早期発見のためにも、ぜひ定期的に歯科健診を受けてください。

2018.03.24口腔ケア新聞 第19回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?

はしだ歯科医院、院長の橋田 望です。

先日NHKで「人生のディナー」という番組を見ました。終末期のケアを行うあるホスピスでは、週に1度患者さんの希望する食事を提供して身体の苦痛を取り除くだけでなはなく、“思い出の食事”を提供することで心のケアに取り組んでいるというものでした。サバのバッテラを注文した患者さんは、食糧難で苦労していた若い頃に、安く手に入るためよく食べていたことから好物になったとのこと。またある人は、子供の頃に母親がよく焼いてくれた硬めのお好み焼きをリクエスト。どれも人生と深く結びついた、その患者さんにとっての忘れられない味なのだそうです。今月から『摂食嚥下』について何回かに分けてご紹介したいと思います。

 

“食べる”ことはとっても複雑な動作!!

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咀嚼嚥下画像

健康な人にとっての食事は何でもないことですが、“食べる”ということは脳をめいっぱい使った、とても複雑な動作です。それは口から食べられなくなると身体活動や認知が低下することからもわかります。食べ物を胃に取り込むまでには、まず①口に取り込み、②飲み込みやすい形に咀嚼します。ここまでを摂食(せっしょく)と言います。そして食塊を③喉へ送り込み、④喉から食道、⑤食道から胃へ送り込む動作を嚥下(えんげ)と言い、合わせて摂食嚥下運動と呼びます。摂食嚥下運動は多くの神経と筋肉が複雑に連携しています。食塊がのどを通過するときには神経が刺激されて、誤って気管に入らないよう自動的にふたをするなど、嚥下の過程は自分の意思とは関係なく反射運動によって行われます。障害のある場合は①~⑤のいずれかに支障があるということになります。

 

脳血管障害が7割

摂食嚥下障害の原因をみると次の4つに大別できます。

A.むし歯や歯周病の痛みによる一時的なもの

B.口の形に異常のあるもの

C.神経・筋肉の障害によるもの

D.その他(老化、薬の副作用など)

中でもCが圧倒的に多く、脳血管障害が原疾患となっているケースが7割近くにも及びます。食事の際に必要な筋肉や神経の働きを司る脳の部分に支障をきたすからです。摂食嚥下の複雑な動作ができず、口が閉じられなくて食事や水をこぼしたり、食べ物を飲み込める形にできなかったり、飲み込む際に気管に誤って入るといった深刻な障害が生じます。高齢者の場合、摂食や嚥下の障害を訴えることが多くないため、早期に発見して対策をとることが大変重要です。

次号では早期発見のポイントや摂食嚥下訓練などについてご紹介したいと思います。

 

2018.01.10口腔ケア新聞 第17回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?

はしだ歯科医院、院長の橋田望です。

大分前になりますが、笑顔が魅力的な坂口良子さんがお亡くなりになりました。本当に残念です。結腸がんを患い最終的な死因は肺炎とのことです。肺炎は通常の社会生活を営んでいる人にみられる市中肺炎と、入院中の患者さんが基礎疾患や治療・手術によって感染しやすくなり、院内で発症する院内肺炎とに大別できます。院内肺炎の中でも特に注意が必要なのが、がんの手術後です。そのため厚生労働省では、平成22年4月から「がん等の手術前後の患者に対して、医師と歯科医師が連携して行う口腔管理」を保険対象として、術後肺炎の予防・軽減に取り組めるようにしました。

今月は「手術前後の口腔管理の重要性」についてお届けします。

 

術後肺炎はお口の汚れが原因!!

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手術はかなりの負担がかかりますから、身体の免疫力が弱くなります。また全身麻痺では呼吸を人工的に保つ必要があるため、気管へチューブを挿入します。その際に口腔内の細菌が気管に押し込まれるような形になることがあります。そのため手術時に口腔内が汚れている方の場合、口の中にいる細菌が術後肺炎の原因となるのです。実際、口の中の歯垢が細菌の貯蔵庫となり、術後肺炎の発症に大きく関与しているとの研究結果が発表されています。術前に口腔ケアをすることが大切であり、抵抗力の落ちている術後も口腔管理が重要であるとしています。(阿久津等、千葉大 日消外会誌 平成21年)

実は術後肺炎の他にも、がん等の手術や治療を行う際に、歯科医師や歯科衛生士が口腔管理を行うことで、さらに次のようなメリットもあるのです。

 

全身麻酔やがん治療時にも!!

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●全身麻酔実施時の歯の損傷予防

気管にチューブを入れる時、器具で前歯を破損することがあります。グラグラしている歯や差し歯は、この器具で脱落したり気管内に入ってしまう危険性があります。そこで術前に歯科医師が抜歯や、脱落防止のトュースガード(歯の保護具)を作成したりします。

 

●がん治療中の口腔管理

がんの放射線や抗がん剤治療時には重度の口内炎や口腔乾燥がみられます。歯科医師の関与により予防・軽減することができます。食事摂取困難な状態を回避して十分な栄養補給を可能にします。

 

術後肺炎の予防をはじめ、がん等の手術や治療を行う際に、歯科医師が口腔管理に関わることで、身体の回復を促すと同時に入院日数の短縮につながります。これは患者さんにとって大変なメリットであるといえるのではないでしょうか。

2017.11.15口腔ケア新聞 第15回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?

はしだ歯科医院、院長の橋田望です。

ダイヤモンドは世の中で最も硬い物質です。そのためガラス等の硬い物を切断や加工する際は、工業用ダイヤモンドがよく使われています。実は歯を削る時にも、ダイヤモンド粒子を含む切削器具を使います。これは歯の表面を覆っているエナメル質がとても硬いからです。硬さの尺度である硬度で比較すると、ダイヤモンドが10であるのに対して、エナメル質は7です。ちなみにガラスは5、金は3です。そんな硬い歯でも、自分は気付かないうちに、亀裂が入ったりすることがあるのです。

そこで今月は「歯のひび」についての情報をお届けしたいと思います。

 

歯のひび

歯の表面には硬いエナメル質があり、その下に象牙質というエナメル質より少し柔らかい組織が神経を覆うように存在しています。エナメル質は引っかくような傷に対しては大変強いのですが、反面もろいという弱点もあって、歯に小さなひびが入ることがあります。前歯だと明るいところで鏡を見て気付くこともありますが、歯科医院で指摘されて初めて気付くことが多いと思います。

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なぜ硬い歯にひびが入るの?

硬い歯にひびが入る原因は、何かにぶつけるという外傷や、硬い物を噛み割る、歯ぎしり、歯の食いしばりといったことがあげられます。例えば氷、アイスキャンディ、飴、鳥の軟骨等を思いきり”ガリッ”と噛み割ると、上下の歯がぶつかり瞬間的に大きな力が加わりひびが入るのです。噛み合わせのバランスが適切でなく、噛む力が一部の歯に集中してしまう状態であれば、さらにリスクが高くなります。

 

対処の方法

ひびが生じている場合、症状によって治療方法は変わります。自覚症状が特にない場合は、表面のエナメル質層のひびと考えられるので、特に治療せずに経過を見ることになります。硬い物を食べる時は注意したり、普段から食いしばりをしないように意識してください。就寝中の歯ぎしりはマウスピースの使用をお勧めします。

一方、冷たいものがしみる、噛んだ時に痛い等の自覚症状がある時は、エナメル質層よりも奥の象牙質までひびが入っている可能性があります。この場合は割れた部分を削って被せ物をします。もしさらにひびが深部の神経まで達している場合は、神経を除去して根っこの治療を行ったあとに、被せ物をすることになります。

2017.10.16口腔ケア新聞 第14回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?

はしだ歯科医院、院長の橋田望です。

先日患者様から「入れ歯洗浄剤は使った方がいいの?」と聞かれました。入れ歯は湾曲したり複雑な形をしているので、ブラシだけでは落としきれない汚れが残ります。入れ歯に付く主な汚れは4種類あります。

まずは①食べカス、主にたんぱく質、炭水化物、脂肪です。②細菌・カビが繁殖します。そしてこれら細菌が固まって、③歯石を作ります。またお茶類の④茶渋(ステイン)もブラシでは落ちません。これらの汚れには、やはり入れ歯洗浄剤の使用が欠かせません。そこで今月は、「入れ歯洗浄剤」についての情報をお届けしたいと思います。

 

落ちにくい汚れを落とす洗浄剤

入れ歯に付着した細菌・カビの繁殖は炎症、口臭、誤嚥性肺炎の原因となるので、入れ歯は毎日きれいに洗う必要があります。現在市販されている入れ歯洗浄剤は上記①〜④の汚れを落とす成分が配合されていますます。それでは汚れを落とす成分について簡単に特徴を説明していきましょう。

【漂白剤】

着色を落とす目的で、衣類の選択や台所で一般的に幅広く使用されています。漂白効果の他に殺菌効果も大変優れていることから、入れ歯洗浄剤の主成分として配合されています。漂白剤には金属が変色する種類もあるので部分入れ歯や金属がある入れ歯に使用できる商品かどうか、よく注意してください。

【酵素】

食べカスなどの蛋白質を分解する効果のある成分です。細菌の抑制とそれに伴う臭いの抑制を目的とします。

【界面活性剤】

水洗いでは落ちない油汚れを落とす石鹸成分です。

【歯石防止剤】

歯石の付着を抑える効果があります。

 

使用方法

1日1回就寝前、入れ歯洗浄液に浸けて一晩置くという使い方が高い洗浄効果を得られ、無駄なく経済的です。お出かけ前など急いで洗浄したい時は、ぬるま湯を使用して下さい。発砲成分によって洗浄剤が早く溶け、短時間できれいに汚れを落とせます。(注:食後はブラシで水洗いして下さい)

 

注意点

入れ歯の洗浄剤には専用の容器を使用して下さい。コップに入れ歯洗浄剤を入れると、色がきれいで炭酸飲料水のように見えるので、子供や判断力の低下した方が誤飲する危険があります。また入れ歯の修理に用いる弾性のある調整材は一部の洗浄剤で劣化することがあるので、歯科医師に相談してください。

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2017.09.30口腔ケア新聞 第13回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?

はしだ歯科医院、院長の橋田望です。

入れ歯の治療は簡単に言えば、型をとって入れ歯を作って終わり、というものになります。しかし出来上がったばかりの入れ歯がそのまますぐ元の自分の歯のように使えるということではありません。調整や慣れが必要になるからです。ぴったり合っている入れ歯なら「入れ歯がないと食べにくい」と感じる位にまで慣れるものです。しかし長年使っていた入れ歯でも必ず不具合は出てきます。痛い、話しにくい、外れるなどいろいろな不具合がありますが、症状によって対応方法は異なります。

そこで今回は、『合わない入れ歯の対応方法』についての情報をお届けしたいと思います。

 

対応方法は3つ!!

はじめて入れ歯を入れたとき、または長く入れ歯を使っていると、違和感や不具合を感じることがあります。そんな時の対応方法は、①調整する②慣れるまで待つ③新しい入れ歯を作る、の3つに大別できます。

 

1.調整する

新しく完成したばかりの入れ歯では、ほとんどの方に痛みが出ますし、慣れることもありませんので、我慢せず歯科医師に伝えて下さい。入れ歯を削って調整します。原因は入れ歯の素材は完成したときに少し小さくなって出来上がる性質があるためです。

これはうまく型をとって作製したとしても避けることができません。そのため完成後に、少し削って調整しないと入らないのです。個人差はありますが、平均すると3回~6回くらいの調整が必要です。

 

2.慣れるまで待つ

新しく作った場合によくあるのが、異物感、噛みにくい、話しにくい、味がわかりにくい、熱を感じにくい、頬や舌を噛む、などです。実は、これらんお症状については、基本的に慣れるまで待っていただいています。入れ歯自体が少し厚みのある樹脂でできていることや、元々歯が無かった部分に頬や舌が入り込むのが普通になっている(慣れている)ため、入れ歯を入れた当初には、上記のような違和感を感じます。しかし、2〜3週間で慣れて解消することがほとんどです。ギュッと噛めるようになれば大丈夫です。

 

3.新しい入れ歯を作る

作ってから数年経過した入れ歯で、痛い、落ちる、ゆるい、外れるといった症状がでる場合は、お口の中のいろいろな所が変化していることが原因です。どういうことかと言いますと、歯茎の形の変化、入れ歯がすり減って噛み合わせが変わる、舌や頬の筋肉や噛むための筋力が低下して痩せるなどでいわば、入れ歯がぶかぶかの状態になっているのです。この場合は、特殊な材料を使って一時的に調整することもできますが、基本的には、新しい入れ歯を作った方が良いかと思います。

2016.09.17口腔ケア新聞 第12回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
川口市南鳩ヶ谷にあります、はしだ歯科医院、院長の橋田望です。

 

米国は予防の考えが浸透していて、歯科健診の受診率は65%です。日本は16%で米国の1/4程度。”健診や指導”を目的に受診する人の割合が日本ではとても低く、歯科とは”治療”を目的として受診する場所という認識が強いことが伺えます。歯科に行く頻度が高い人ほど残っている歯が少ないというデータもあるくらいです。米国での歯科健診受診率が高いのは、子供の頃から歯科医院で歯の健康管理の指導を受けていることと、歯科医院側が患者さまへ定期的に健診の案内を通知して、受診を促すリコールというシステムがあるからです。そこで今月は通院が困難な方を対象とした「無料歯科健診」のご案内です。

 

 

歯の健康力をアップ!!

歯科受診のきっかけは「腫れ」「痛み」「出血があったから」が上位3つです。そのうち、むし歯が原因のものが6割。具体的な痛みや目に見える現象を実感しない限り、受診しない傾向があります。

健診、歯石の除去、歯を失う2大原因となる歯石の付着状況を見ると、下記のようにメンテナンスを受けて積極的に歯の健康管理をしている人では、口腔状態が良好であるという報告があります。

メンテナンスの頻度と歯垢の付着状況

対象:歯科医院を受診した2,800名

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お申し込み方法

1.歯科健診申込書(別紙)を記入してください。

2.当医院にFAXを送信してください。

3.折り返し、当医院からお電話いたします。その際に健診日時を調整します。

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健診結果について

健診を受けた方には「健診結果票」をお渡しします。悪い箇所がある場合は、早期に治療することをおすすめします。訪問可能な歯科医院が近くにない場合は当医院が往診することも可能です。治療は保険治療となりますので、お気軽にご相談ください。

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高齢者、要介護者、障がい者の方への在宅歯科 診療、訪問歯科診療(歯科訪問診療)、口腔ケア、口腔リハビリのご相談は、はしだ歯科医院にご相談ください!
記事タグ:口腔ケア新聞 第12回目

2016.08.20口腔ケア新聞 第11回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
川口市南鳩ヶ谷にあります、はしだ歯科医院、院長の橋田望です。

日本人は世界の平均寿命より15歳も長生きです。しかし医療・介護に必要な予算は毎年1.5兆円ずつ増加しています。”健康に長生きすること”が重要な課題となり、平成12年に国は「健康日本21」を作成し「身体活動・運動」「栄養・食生活」「糖尿病」「アルコール」等、9つの分野について目標を決め、国民の健康管理を推進することにしました。実は、その中に「歯の健康」も組込まれています。高齢になってからも高いレベルのQOLを維持する健康づくりには、歯の健康を無視できないということです。そこで今月は「歯の健康は寿命を左右する!!」をお届けします。

 

虫歯と歯周病対策を!!

「歯の健康」に掲げられた具体的な目標は、

①幼児期のむし歯予防

②学齢期のむし歯予防

③成人期の歯周病予防

④歯の喪失防止

虫歯は13歳で90%、歯周病は60歳で83%と他の疾患に類を見ないほど高い有病率です。むし歯と歯周病が歯を失う2大原因のため、幼児期からの対策がとても大切になります。

 

歯の健康が寿命に影響!?

高齢者にとっての楽しみは、食事が多くを占めているというデータもあり、ちゃんと噛めないことは、不健康と感じる大きな要因です。高齢者では歯の喪失が10歯以下であれば、食生活に大きな支障を生じないとの研究に基づき、80歳で自分の歯を20歯以上保つことを目標としています。目標の達成には、歯の健康管理を受けることが重要です。歯科で健康管理を定期的に受けている人ほど、寿命が長いことが明らかとなっています。(下記グラフを参照)

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食べることは最大の楽しみ!!

歯の健康状態は、単に栄養摂取に影響を与えるだけではありません。好きなものを不自由なく食べられれば、おいしいものを求めて旅行に行きたくなったりします。また口元に自信がつき、大きな口を開けて笑うこともできます。外出や友人との付き合いが積極的になり、毎日が楽しくなります。これこそがQOLが高いと言え、歯及び口腔の健康を保つことは健康寿命の秘訣となるのです。

 

 

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