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日常を徒然に書いています。

川口市にあるはしだ歯科医院の日常を徒然に書いています。
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2016.07.01口腔ケア新聞 第8回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
川口市南鳩ヶ谷にあります、はしだ歯科医院、院長の橋田望です。

“トクホ”ってご存知ですか?例えば「血圧が高めの方の食品」、「コレストロールが高めの方の食品」と表示されている食品のことです。正式名称は「特定保険用食品」。身体の生理学的機能に影響を与える特別な成分を含んでいる食品のことで、衣料品とは異なり効能は表示できませんが有効性等について国の許可を受けたものです。この中に、「虫歯になりにくい食品」というものがあります。皆さんも広告でよく目にするキシリトールガムがその代表です。今月から2回にわたって「キシリトール」についてお届けしたいとおもいます。後半では高齢者への利用についてもご紹介します!

 

そもそもキシリトールって何!!

キシリトールは多くの果実や野菜に含まれている砂糖と同じ位甘い炭水化物です。虫歯予防に役立つことが分かったのは36年前。国内では平成9年に食品添加物として認可され、生産量の約8割がガムに使用されています。安全性については、WHO(世界保健機関)でも認められていて、病院では栄養剤としても使われます。

 

どんな効果があるの?

1.虫歯予防の効果

虫歯菌は砂糖を吸収して 酸を作ります。この酸が歯を溶かして虫歯になるのですが、虫歯菌がキシリトールを吸収しても、酸を全く作り出すことができません。さらに消化不良を起こして、虫歯菌自身の活動が低下し、弱体化するのです。

2.歯周病予防の効果

歯周病は細菌の塊である歯垢(プラーク)が歯石となって歯茎に炎症を起こすことが原因です。この歯垢は、虫歯菌が生産するネバネバ物質によって歯にべったりと付着します。ところが、虫歯菌はキシリトールからはネバネバ物質を作り出せません。そのため歯周病の原因となる歯垢がブラッシングでも簡単に落とすことができるサラサラしたものとなります。

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3.唾液分泌の促進・歯の再石灰化

キシリトールは甘さが強いので、唾液が出やすくなり、口の中の汚れをきれいに洗い流します。また唾液中の成分により再石灰化が起こり、歯が強くなることが分かっています。

 

 

次号はキシリトールの使い方等について続きをお届けします。

2016.06.01口腔ケア新聞 第7回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
川口市南鳩ヶ谷にあります、はしだ歯科医院、院長の橋田望です。

2055年には、65歳以上の高齢者が総人口の40%に達するそうです。高齢化が進むと当然、医療・介護の費用も増加しますから、国は”予防”に力を入れるようになりました。介護の分野でも介護度を維持、軽減するため①口腔機能の向上をはかる、②運動器機能の向上をはかる、③栄養の改善のはかるという3つのサービスが行われています。今年4月からさらに一歩進んで、ご利用者の心身の状態によって①〜③を組み合わせるという、”複合サービス(複合プログラム)”が始まりました。

そこで今月は「複合サービスは介護予防・維持・改善に一層効果的」をお届けしたいと思います。

 

要介護度が軽度になった!!

口腔機能と運動器機能脳向上、そして栄養改善については、今までも要支援・要介護の方へ単独のサービスとして提供されてきましたが、これら2つ又は3つのサービスを同時に組み合わせたら?という研究が、平成22年に東京歯科大学を中心として、3ヶ月間実施されました。実施前後で心身及び要介護の状態を比較するというものです。

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試験の終了後、要介護認定の更新を行った71名について、要介護度の変化を見てみると、複合サービスを受けたご利用者では、要介護度が軽度化し、さらに重度化を抑制するなど、単独サービスを受けるよりも一層効果的であることがわかりました。

 

複合サービスによる改善項目は・・・

改善した主なものは、転倒骨折、廃用症候群、誤嚥性肺炎、要介護状態となるリスクを減少させることができました。加えて認知機能の改善も認められたことから、高い介護予防・改善効果が期待できる結果と考えられます。また、いずれか1つだけのサービスを受けた場合でも「今まで以上に生きがいを感じる」という感想が多く得られました。

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2015.09.16口腔ケア新聞 第6回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
川口市南鳩ヶ谷にあります、はしだ歯科医院、院長の橋田望です。

今月は「居宅・施設での無料歯科検診」実施のご案内です。「8020運動」は、80歳で自分の歯を20本以上残そうという運動で、皆さんもご存知だと思います。8020達成者は、非達成者と比較して①生活の質(QOL)が良好で社会活動意欲があること、②介護予防及び介護度改善の効果があることが多数の研究で明らかになっています。仮に8020を達成できなかった方でも、入れ歯などを使ってきちんと噛むことができる状態にすることで、同程度の効果が得られることから、平成24年4月の介護保険改定では「口腔機能の維持及び向上」が従来よりも一層重要な介護サービスとして位置づけられました。

 

80歳での残存歯が増えている!!

昭和62年、8020運動の発足時には、80歳で20本の達成者はわずか7%でした。その後、8020運動が国民に広く認知されて20本達成者が急増しました。厚生労働省は、10年後の平成34年度には8020達成者の目標を50%と大幅に引き上げ、介護の予防に取り組もうと考えています。

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しかし歯を失う大きな原因の1つである”歯周病”は自覚症状のない疾患です。何もせず80歳で20本を残すのは容易ではなく、やはり定期歯科検診による早期発見・早期治療がとても大切になります。

 

お申し込み方法

❶別紙の歯科検診申込書に必要事項を記入し、当医院へFAXしてください。

❷折り返し当医院からご連絡をして検診日時を調整させていただきます。※お電話でのお申し込みも可能です

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検診結果について

検診を受けた方には「検診結果表」をお渡しします。悪い箇所がある場合は、早期に治療することをお勧めします。訪問可能な歯科医院が近くにない場合は、当医院が往診することも可能です。治療は保険診療となりますので、お気軽にご相談ください。

 

6ヶ月に1回は歯科の定期健康診査を受けることをお勧めします。

高齢者、要介護者、障がい者の方への在宅歯科 診療、訪問歯科診療(歯科訪問診療)、口腔ケア、口腔リハビリのご相談は、はしだ歯科医院にご相談ください!
記事タグ:口腔ケア新聞 第6回目

2015.09.05口腔ケア新聞 第5回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
川口市南鳩ヶ谷にあります、はしだ歯科医院、院長の橋田望です。

歯科用語で歯が無いことを”欠損”と言います。抜歯又はなんらかの理由で歯が抜けてしまった欠損部分は、隣接する歯の悪影響がでないように、そして再び噛めるように人工の歯で補う治療が必要となります。すぐ思い浮かぶのが入れ歯だと思いますが、もう一つ歯科医院で行っているポピュラーな保険診療に、ブッリジという治療方法があります。入れ歯よりも自分の歯に近い感覚で噛めるので、条件を満たせば訪問診療でも一般的に行われています。いったいどんな治療方法なのでしょうか?今月は、「ブリッジ」についての情報をお届けしたいと思います。

 

ブリッジって何?

ブリッジとは欠損部分の両隣の歯を土台にして、橋渡しをするように人工の歯をかぶせ、欠損部分を補う治療方法です。vol.5_01

右のイラストに言えば、二本の土台となる歯で三本分の役割を担うことになります。ですから、土台となる歯が隣接部にあり、さらにその歯が丈夫であることが条件となります。

 

ブリッジのメリット

❶土台の歯に接着剤で固定するので、入れ歯のように動いたりせず、自分の歯に近い感じで食事ができる。

❷天然歯(自分の歯)の60%位の咀嚼能力。(※入れ歯は30%位)

❸土台の歯を削る。→型をとる→装着、という工程だけなので、治療期間が最短で3回程度と短くてすむ。(※他の治療が絡む場合を除く)

❹保険適用の場合、自己負担金は安価である。

 

ブリッジのデメリット

❶土台となる歯を削ることと、力学的負担がかかるため土台の歯の寿命が短くなる。

❷ブリッジと歯肉との間に食べ物のカスが詰まり、口の中が不衛生になりやすい。

❸保険適用とならないケースもある。(※ブリッジには保険上の細かなルールがあり、欠損の部位や本数、残っている歯の部位や状況によって、保険適用となるかどうかが決まっている)

 

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ブッリジにも、メリットとデメリットがありますので、ご本人様、介護者様ともよくご理解の上、治療方法を選んでください。

訪問診療の場合では、全身状態やADL等も考慮して、ブリッジにするか入れ歯にするかを検討します。例えば、認知症の方で入れ歯を無くしてしまう、または小さな入れ歯だと飲み込んでしまう心配がある場合、ブッリジを選択した方がよいでしょう。

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ブリッジは自分の歯に近い感じで食事ができる治療方法です。

高齢者、要介護者、障がい者の方への在宅歯科 診療、訪問歯科診療(歯科訪問診療)、口腔ケア、口腔リハビリのご相談は、はしだ歯科医院にご相談ください!
記事タグ:口腔ケア新聞 第5回目

2015.08.30口腔ケア新聞 第4回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
川口市南鳩ヶ谷にあります、はしだ歯科医院、院長の橋田望です。

訪問診療の患者さまは、ほとんどの方が入れ歯を使われています。

ご本人は歯科医師から入れ歯の取り扱い方法や注意点などのご説明を受けていますが、その後、要介護となってしまった際、介護するご家族に入れ歯の使用経験がないと、間違った扱い方をしてしまうことが多々あります。例えば、消毒のため熱湯に浸けて変形させてしまったり、落として破損した時、瞬間接着剤等で修理したり。かえって歯科医院での修理を難しくしてしまうことも・・・

そこで今月は「介護者のための入れ歯の正しい扱い方」をお届けします。

 

これが正しい扱い方法!

❶入れ歯は指や爪で装着、取り外しをしてください。

→入れ歯を噛んで装着すると、変形などの原因になります。

❷毎食後、入れ歯を清掃しましょう。

→入れ歯は吸水性で、表面には微小な穴があり、汚れや匂いを吸着しやすい性質があります。毎食後、必ず外してブラシで水洗いしてください。その際、研磨剤により傷がつくため、歯磨き粉は使わないでください。

❸寝る時以外は入れ歯を使用してください。

→抜けたはの周りの歯が移動して上下の噛み合わせが悪くなるのを防ぐことができます。vol4_01

❹夜寝る時は、入れ歯を外しましょう。

→入れ歯をずっと入れたままだと、床ずれの様になり痛みます。歯茎を休ませてください。

❺入れ歯は水に浸けて保管してください。

→乾燥させると変形してしまいます。

❻落とさない様に注意してください。

→破損する場合があります。

 

これが正しいお手入れ方法!

❶入れ歯洗浄剤を使いましょう!

→ブラッシングだけでは、細菌の汚れを落としきれません。微生物の塊であるデンチャープラークが付着し、義歯性の口内炎、口腔カンジタ症、口臭の原因となります。毎日1回入れ歯を取り外す夜間に入れ歯を洗浄剤を利用して殺菌洗浄してください。ヌメリも閣実に取り除けます。

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❷定期的に検査を受けましょう!

→入れ歯の歯の部分はプラスチックなので、すり減りますしお口の状態も変化するので、歯科医院で半年に1回、定期的に検査を受けてください!!

 

入れ歯は3〜5年で修理や新しく作り直しが必要になります。

 

高齢者、要介護者、障がい者の方への在宅歯科 診療、訪問歯科診療(歯科訪問診療)、口腔ケア、口腔リハビリのご相談は、はしだ歯科医院にご相談ください!
記事タグ:口腔ケア新聞 第4回目

 

2015.08.20口腔ケア新聞 第3回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
川口市南鳩ヶ谷にあります、はしだ歯科医院、院長の橋田望です。

今月は前号からの続きで、「保険診療と自費治療で作る入れ歯の違い」についてご紹介したいと思います。”保険診療”は国が決めた治療方法で、失ってしまった歯の機能を補うための入れ歯を作ります。もちろん日常生活で困ることはなく、食事や会話を楽しめます。一方で、歯科の技術や材料は現在進行形で優れたものが開発されています。歯科医師とは、保険診療で最新・最高の治療を行いたいのですが、国の予算が限られているため、やむを得ず保険の対象外、つまり治療費の全額を患者様が負担しなければならない”自費診療”となってしまうのです。

❶痛みの問題は材料で解決

入れ歯でよくある問題は、歯ぐきに当たって痛い、というものです。保険の入れ歯はレジンという合成樹脂で作ります。小さな入れ歯ならあまり問題にならないのですが、左右の歯にわたる大きな入れ歯では噛んだ時に動いて、たわむことが主なげんいんです。そこで保険対象外となりますが、たわまない硬い材質の金属を使うことで、この痛みの問題が解決できます。

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❷快適さでも金属が優れている

金属は舌で触れたときの違和感が少なく、レジンと比べて薄く加工しても強度が保てます。薄いということは、発音もしやすく、装着感が良く感じます。さらに金属は熱の伝導率が格段に高いので、熱い食べ物は熱く、冷たい食べ物は冷たく感じられあまり味覚を損ないません。つまり、保険の入れ歯と比較して”快適”なのです。その他にも自費の場合、人口歯の色・形が豊富にあり患者様の表情に合った違和感のない入れ歯を作成できます。

❸工程数(手間)の違い

自費の入れ歯では、装着感をより良いものにするため、カウンセリングに時間をかけ、型取り・噛み合わせなどの工程も自費専用のものを用いて、2倍以上の手間をかけます。その結果とても精度の高い入れ歯に仕上がります。

 

❹主なメリット・デメリットの比較

- 保険の入れ歯 自費の入れ歯
メリット ・自己負担が少ない・噛めるという点でもある程度満足できる ・装着感が良い・味覚を損なわない・割れにくく長持ち

・人口歯の色や形が豊富

デメリット ・強度を出すために分厚くなり違和感を感じる・割れやすい・たわむので痛みが出やすい ・保険診療より高額で全額自己負担・治療回数が多くなる

 

 

 

 

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記事タグ:口腔ケア新聞 第3回目

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