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2019.12.26口腔ケア新聞 第21回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?

はしだ歯科医院、院長の橋田 望です。

一般的に歯科では、むし歯、入れ歯、歯周病など歯に直接関連した疾患が思い浮かびますが、これらを除いたお口の病気にも対応します。例えば、口腔粘膜の病気もその一つです。口腔粘膜の初めて耳にするようなものがたくさんあります。まれに口腔粘膜の病気には、白板症、紅板症、扁平苔癬・・・など初めて耳にするようなものがたくさんあります。まれに口腔癌へと進行するものがあり、軽率な自己判断は予後に重大な悪影響を及ぼしますので、専門家による診断が必要です。そんな口腔粘膜に関する病気の中で、最も代表的なものは口内炎ですが、口内炎にもいろいろな種類が存在します。

そこで今月は、「口内炎」についてご紹介したいと思います。

 

「幅広い年齢層に見られる口内炎」

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ごく一般的で、幅広い年齢層に見られるものがアフタと呼ばれるもの。米粒大の白っぽい円形の潰瘍で、痛みをともない、病態的には胃潰瘍と似ています。体質、暴飲暴食、ストレス、口の中にできた傷などで誘発されると考えられていますが、原因不明のものもあります。通常10日位で自然に治ります。痛みが強く食事や会話に支障をきたす多発・再発を繰り返すアフタの場合は、ステロイドの軟膏剤や貼用剤を使用します。治癒を早め、接触痛も和らげるメリットがあります。

「高齢者に多い口内炎」

入れ歯が慢性的に歯ぐきを圧迫・摩擦して起こる義歯(入れ歯)性の口内炎は、高齢者によく見られるものの一つです。入れ歯が合っていないことが原因なので、歯科医師が入れ歯の調整をすることで、多くの場合は改善できます。最近によって炎症が悪化するので、うがい薬で口腔内を清潔にし、入れ歯はよく清掃して常にきれいな状態で使用してください。また免疫力の低下した要介護高齢者によく見られるものとして、ガンジダ(カビの一種)性の口内炎があります。頬の内側、舌などに白く点状・地図様に出るものや、赤いまだら状にびらんが起こり、痛みや味覚障害を伴うことがあります。糖尿病やステロイド薬を服用している方にも発症しやすく、治療は抗真菌薬を含むうがい薬と、栄養状態を改善して免疫力の回復を促します。

 

歯磨き粉には、発泡剤が含まれていて、粘膜を保護している組織(ムチン層)を分解して粘膜障害を助長するので、治るまで歯磨き粉の使用を控えるのもよいでしょう。

 

「ぜひ定期健診を受けてください」

高齢者の口内炎は、治癒の悪いものや、原因不明のもの、時には他の重大な粘膜疾患である場合もあります。早期発見のためにも、ぜひ定期的に歯科健診を受けてください。