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2016.08.20口腔ケア新聞 第11回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
川口市南鳩ヶ谷にあります、はしだ歯科医院、院長の橋田望です。

日本人は世界の平均寿命より15歳も長生きです。しかし医療・介護に必要な予算は毎年1.5兆円ずつ増加しています。”健康に長生きすること”が重要な課題となり、平成12年に国は「健康日本21」を作成し「身体活動・運動」「栄養・食生活」「糖尿病」「アルコール」等、9つの分野について目標を決め、国民の健康管理を推進することにしました。実は、その中に「歯の健康」も組込まれています。高齢になってからも高いレベルのQOLを維持する健康づくりには、歯の健康を無視できないということです。そこで今月は「歯の健康は寿命を左右する!!」をお届けします。

 

虫歯と歯周病対策を!!

「歯の健康」に掲げられた具体的な目標は、

①幼児期のむし歯予防

②学齢期のむし歯予防

③成人期の歯周病予防

④歯の喪失防止

虫歯は13歳で90%、歯周病は60歳で83%と他の疾患に類を見ないほど高い有病率です。むし歯と歯周病が歯を失う2大原因のため、幼児期からの対策がとても大切になります。

 

歯の健康が寿命に影響!?

高齢者にとっての楽しみは、食事が多くを占めているというデータもあり、ちゃんと噛めないことは、不健康と感じる大きな要因です。高齢者では歯の喪失が10歯以下であれば、食生活に大きな支障を生じないとの研究に基づき、80歳で自分の歯を20歯以上保つことを目標としています。目標の達成には、歯の健康管理を受けることが重要です。歯科で健康管理を定期的に受けている人ほど、寿命が長いことが明らかとなっています。(下記グラフを参照)

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食べることは最大の楽しみ!!

歯の健康状態は、単に栄養摂取に影響を与えるだけではありません。好きなものを不自由なく食べられれば、おいしいものを求めて旅行に行きたくなったりします。また口元に自信がつき、大きな口を開けて笑うこともできます。外出や友人との付き合いが積極的になり、毎日が楽しくなります。これこそがQOLが高いと言え、歯及び口腔の健康を保つことは健康寿命の秘訣となるのです。

 

 

高齢者、要介護者、障がい者の方への在宅歯科 診療、訪問歯科診療(歯科訪問診療)、口腔ケア、口腔リハビリのご相談は、はしだ歯科医院にご相談ください!
記事タグ:口腔ケア新聞 第11回目

2016.08.08口腔ケア新聞 第10回目

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
川口市南鳩ヶ谷にあります、はしだ歯科医院、院長の橋田望です。

野生動物は歯みがきをしなくても、むし歯になりませんが、現代人は砂糖の摂取や、火を調理することで食べ物がやわらかくなり歯に汚れが粘着しやすくなったため、唾液による自然な自浄作用だけでは口の中をきれいに保てなくなりました。

一見きれいに見える口の中でも、約300種類以上の細菌が歯垢1gあたり1000億個以上も生息しています。経管栄養で口から食事を摂っていない人でも、口の中の古い細胞の死骸に細菌が繁殖する位ですから、食べかすなどをそのままにした口の中では、細菌は天文学的な数に増加します。そこで今月は「口の中の汚れ」についてお届けします。

 

汚れをきれいにする理由は??

歯を失う2大原因の”むし歯”と”歯周病”は、どちらも口の中の細菌が原因の病気です。口の中の汚れになります。また要介護高齢者の口の中は非常に汚れが溜まりやすい環境にあり、身体の抵抗力も低下するので、健常者では見られない細菌も検出されることがあります。例えば、緑膿菌、カンジダ菌、肺炎桿菌、セラチア菌・・・。これらは呼吸器感染症や、心疾患のリスクを増大させます。

 

口の動きの低下は危険信号!!

通常口の中は唾液の分泌によって、自浄作用が働いて、食べかすを洗い流しますが、高齢者の場合、老化や薬の副作用で唾液の分泌量が減少します。また噛む、話す、舌を動かすなど口の動きの低下も唾液量の減少となります。

病気や障害を抱えている要介護者の場合、自分できちんと歯みがきができないことや、要介護者が身体の介護で手一杯となり、口腔ケアまで充分手が行き届かないということも汚れがひどくなる一因です。細菌は口の中でいろいろな種類のものが集まってバイオフィルムという複合体を作ります。歯垢や入れ歯のヌルヌルもバイオフィルムです。バイオフィルムは抗生剤や殺菌剤、免疫も効かず、とても厄介なものです。

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専門的クリーニングが必須!!

歯の表面や根っこ部分に強固に付着したバイオフィルムを取り除くには、PMCTという歯科衛生士の行う専門的な歯面清掃が必須となります。要介護高齢者では、誤嚥性肺炎のリスクが高くなることから、厚生労働省も定期的な専門家による口腔ケアの実施を推進しています。

 

 

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